歯のコラーゲンの変色(2011-02-18 13:16:45)
歯科医師は神経が死んだ歯を失活歯と呼ぶ。
歯の失活による変色は、失活してすぐにはじまるとは限らず、何年もかかって徐々に進むことも多いのが特徴です。このような変色はなぜ起こるのでしょうか?
神経のなかには血液が流れていて、歯に栄養を届けています。
意外と思うかもしれませんが、神経の周りにある象牙質には水分やコラーゲンがたっぷりと含まれています。
失活すると血液の循環がなくなるため、このコラーゲンなどが古くなり変性します。
そして時間が経つうちに変色を起し、象牙質の色が濃くなってしまうのです。
その色がエナメル質に透けて見えるのが「変色歯」と呼ばれる状態です。