歯科医師父娘の世代交代(2011-01-26 23:50:14)

今日、台湾出身の歯科医師院長とお会いした。
一人娘のお嬢さんが歯科大に入った頃から、奥様(台湾出身)を交えてよくお話をする機会があった。
奥様は大の日本人びいき、もちろん日本語は院長よりも素晴らしい。
日本に来たころの辛い時期を、頑張って来たお話は多くの台湾人歯科医師が経験していたようです。
台湾の歯科医師の免許を持つも、日本の歯科大学で学びなおすが、
絶対に日本人の歯科医師には負けたくないと思う時期でもあったそうだ。
日本の国家資格を取得しても、地方の僻地無歯科医村に派遣され、なかなか都心などでは開業できなかったようだ。今開業している地域も田舎であるが紹介でくる患者さんがほとんどであり、院長が地道に歯科医療を勉強してきた事と、人柄の良さが患者の信頼を得たと思っている。
うまい日本語ではないが冗談が面白く、スタッフも患者も声を出しての笑いが聞こえてくる診療室である。
娘さんが国家資格を取り大学に残って勉強するかたわら、父親の診療室でもよく見かけた。
娘さんは父を尊敬し、父に追いつけ追い越せの精神で頑張っていた。
そして今日、院長は世代交代を嬉しそうに私に話した。
娘さん先生のアポイントが多く、患者に人気らしい。
ボク(院長)よりも、娘が良い仕事をするので出番が減って来ているんだよ、と。