歯科技工士の引退!(2012-05-18 12:10:06)

歯科技工士の引退

歯科医院で昔一緒に働いた歯科技工士、押田氏が歯科技工所を閉じた。
原因は左目の極端な視力の衰え。

咬合理論が熱く語られ、ナソロジーが咬合の原点とも言われていた頃、歯科技工士として共に勉強し合って来た仲間でもある。
当時歯科技工士が全調節性のスチュワート咬合器を使って上下顎フルマウスの製作を手掛けた技工士はいなと思っている。、
舘野ジョージ先生の指導を受け押田氏はその第一人者であり、ピーター・k・トーマス来日の時にも歯科医院で指導を受けたひとりでもある。
ピーター・K・トーマス先生の上下顎フルマウスの模型は今でも基本として大事にしていた。

先日我がラボに押田氏が来訪、二人の技工士に3時間咬合理論のレクチャーをしてくれたのである。
大先輩からの講義に、二人とも久しぶりに緊張したに違いない。
これから指導者として頑張った欲しいと願っていたが、奥様と二人で九州福岡に転居して余生を楽しむと話していた。
長い間お疲れ様でした。

フルマウスのクラウンブリッジ

プレシャス金属の高値が続いて高止まり、歯科の補綴物にも変化?
金属を使わず審美性を保つために、ジルコニアフレームを使ったセラミックスクラウンの製作をした。
適合精度を保つためには歯科技工士の腕の見せ所でもある。
金属を使わない分、金属アレルギーの患者さんには喜ばしい材料で、
しかも軽く、審美的にも満足いく材料である。