ご挨拶

2018年度からの三か年ビジョンは「ノウハウを日本社会へ還元する」と設定いたしました。その実現ために『介護を快護へプロジェクト』を立ち上げ、まずは三年かけて熟成させていきます。

このプロジェクトの背景をご説明いたします。介護という言葉を分解すると人を介して尊厳を護るということになりますが、人口構造の激変により熱海市は既に高齢化率が46%と担い手不足が著しく事業継続自体が極めて困難な状況です。よって、早急に人を介さなくても護れる状態に運営を転換していかねばサービス提供ができなくなる。そうした事態が当法人だけではなく日本社会の現実として既に発生しています。

ライフラインの事業を営む介護事業者がこのような不安定な状況に追い込まれると受け手が更に足りなくなり、企業内での介護離職も増加、挙句の果てには社会が機能しなくなることが想定されます。しかしなら、このピンチをポジティブにとらえ“今まで以上に快適に護る”状態を目指すために、このプロジェクトを立ち上げました。

これが、最終的に三か年ビジョンにどのように繋がるのかをご説明いたします。
同業他社さまから『最新テクノロジーを搭載した機器を取り入れたオペレーションに移行していくのは障壁が高く、どのように進めれば良いのかが分からない』と悩んでおられる声を大変多く頂きますが、現場がこのような状況では上記のような最悪のシナリオになりかねません。

そうした中で、人の手と最新機器それぞれの得意な技を組み合わせたオペレーション構築力が、私たち海光会の強みです。他社にはないノウハウを汎用化し、社会に広め、一つでも多くの介護現場が快適な状況として生まれ変われるよう応援をしていきます。

これはまさに法人理念の実現です。
私は法人の代表として日本社会とコミュニケーションを取りながら、現代に寄り添える"快護"のあり方、そして幸福感あふれる海光園を目指して挑戦していきます。

                           2018年4月 理事長 長谷川みほ